【2023年最新】中国で使えるおすすめVPN5社を徹底比較!注意点は?

中国ではVPNが必須と聞いて調べているところかと思います。

中国では最近VPNへの規制を強めており、ほとんどのVPNは使えなくなっているので、適当に選んだVPNでは使えないという事が十分にあり得ます。

また中国でVPNを利用する上での違法性や注意点についても知っておくべきです。

この記事では中国から繋がるおすすめのVPNと注意点についてお伝えします。

中国でVPNが必要な理由

中国では言論統制されており、中国国内の人に海外からの情報を入手してほしくないという思惑から、海外情報へアクセスできないようにしています。

これがよく金盾と言われる「グレートファイアーウォール」です。鉄壁の盾で情報統制をしているわけですね。

ですので、日本で利用できる以下のようなサイトへは中国国内からアクセスできません。

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Google検索 ×
Yahoo検索 ×
Gmail ×
Youtube ×
ニコニコ動画 ×
Facebook ×
Twitter ×
Instagram ×
LINE ×
Dropbox ×
Netflix ×
TVer ×
Amazonプライムビデオ ×
Hulu ×
U-NEXT ×
VOD全般 ×

普段利用しているようなサイトが利用できなくなるとかなりつらいですよね。つまり何も対策をせずに中国に行くとかなり閉ざされた状態になってしまいます。

ですが、VPNを使うとこれらのサービスを利用できるようになるわけです。だから中国ではVPNが必須なんですね。

中国政府としてはこのようなVPNは使ってほしくないため、VPNに対する規制をかなり強めていて、ほとんどのVPNは中国国内で使えない状態になってしまいました。

ですが現状でも利用できるVPNはありますので、後ほどおすすめのVPN5社を紹介します。

中国でVPNは違法?注意点は?

中国では「国際ネットーワークに接続する際、中国政府が認めたプロバイダ以外は使用NG」とされています。

またVPNの利用に対して145ドルの罰金刑に問われる可能性があると書かれています。

このように違法かどうかと言われると、違法になるという判断ですが、実際にはグレーゾーンであり捕まる可能性は限りなく低い状況です。

実際に中国国内で外国人がVPNを使用し、このような処罰を受けたことはありません。処罰を受けるなら提供しているVPN運営会社の方が可能性が高いという状態です。

現地の人に聞いたところ、VPNがないと基本何もできないので、使っていると言っていました。仮に誰かが逮捕されたら注意し始めると思うけど、145ドルなら払った方がマシというくらい何も見れない状況らしいです。

ただし中国政府が恐れている以下のようなことをした場合には、検挙される可能性があるので注意してください。

海外情報をSNSなどで拡散する

中国政府の批判

集会の計画など

無料のVPNは中国で使える?ヤバい?

結論から言うと「ヤバい」です。

無料で中国で利用できるVPNはあまりないですが、完全無料で利用できるVPNには何かしらの理由があります。

無料提供なので利益はなく、運営はマイナスになってしまいます。それをカバーするためにどこかでお金儲けをしているわけですね。

仕入れた個人情報や通信情報を売ったり、広告を勝手に表示させて広告収入を得たりと、プライバシー保護的に最悪です。

VPN利用中に入力したクレジットカード情報などを悪用される可能性もありますし、中国政府から通信内容の提出を求められた場合に売る可能性もあります。

このように完全無料で提供されているVPNはプライバシーやセキュリティ的に最悪なので利用しないようにしてください。

中国で利用するのであれば「ノーログポリシー」があり、セキュリティ対策がしっかりしているVPNを利用するようにしましょう。

ノーログポリシーとは:通信内容などのログを残さず運営しているという事です。運営会社ですら内容を把握できないので、中国政府から提出を求められても何もないので安心です。

中国で繋がるおすすめのVPN

中国ではほとんどのVPNが利用できませんが、色々な方法でグレートファイアーウォールをかいくぐって現在でも利用できるVPNがあります。

ただ通信速度が遅かったり、繋がらない場合もあったりと一長一短です。その中でもおすすめできる5社を紹介します。あなたに合ったVPNを探してみてください。

あるサイトには繋がると書かれていても実際には繋がらないようなVPNもあるので、そういうのは排除して本当に繋がるVPNを紹介しています。

【おすすめ】USCC

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販売会社名 OneCubit Co., Ltd.
特徴 中国での利用に
特化したプランあり
料金※税込み 中国向けプラン
36ドル/3カ月~
返金保証 なし
同時接続台数 3台
信頼性 日本語サポートあり
最新の暗号技術
サーバー設置数 非公開
サーバー設置国数 16ヵ国
ノーログポリシー
キルスイッチ △ (Windows/Macにはあり)
拠点 韓国
対応機種 Windows/macOS/iOS/
Android/Linux/ルーター
支払い方法 クレジットカード/Apple Pay/Alipay/仮想通貨
購入先 公式サイトはこちら

中国から繋ぐことに特化したプランがあり、中国から繋ぐなら最強と評判の高いサービスです。

グレートファイアーウォールを潜り抜けるために開発された「Shadowsocks」という手法を使い、中国政府からの検閲を避け、高速通信を実現しています。

ShadowsocksはプロキシなのでVPNではないと言われることもありますが、通常のVPNもプロキシなので一般的な意味ではShadowsocksもVPNです。一般人が利用する上では普通にVPNとして利用できます。

また基本的にノーログでの運営なので安全です。(韓国のサーバーだけログを残しているらしいので、ノーログがいい場合は韓国のサーバーには繋がないようにしましょう)

その他以下のようなメリットがあります

日本人が利用するような動画サービスやWEBサービスにはほとんどつながる

中国からの通信速度最強

日本人スタッフによる日本語サポートあり

公式サイトからアプリをDLできる

一方でデメリットとしたは以下のようなものがあります。

通信料が高く通信容量に制限がある

返金保証がない

設定がやや複雑

同時接続数が3台と少なめ

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上限容量 3カ月プラン 12カ月プラン
50GB 36ドル 108ドル
100GB 49ドル 147ドル
200GB 84ドル 252ドル
300GB 126ドル 378ドル
400GB 168ドル 504ドル
500GB 210ドル 630ドル

ただ50GBは毎日HD動画を2時間見れるくらいの容量なので、普通の人にとっては50GBで問題ないでしょう。

一方でゲームをよくやる人や、仕事でPCで頻繁に使う場合には50GBでは足りなくなる可能性はあります。

ここでは多くの人が契約するであろう50GBに限って、日本円換算して分かりやすくしてみます↓。

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50GBプラン 料金 月額換算
3カ月プラン 36ドル
(4680円)
12ドル/月
(1560円/月)
12カ月プラン 108ドル
(14040円)
9ドル/月
(1170円/月)

料金の安い大手VPNと比較すると高いですが、それだけの価値があります。

また設定はやや複雑ですが、公式サイトにやり方が書かれているのでその通りにすれば問題ありません。

繋がったり繋がらなかったりという事がほぼなく、中国からの接続でも常に高速通信なので現時点では中国からの利用で一番おすすめできるVPNです。

\中国でおすすめできるVPN/

UCSSの公式サイトはこちら
>>UCSSの口コミをもっと見る

【おすすめ】MillenVPN

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販売会社名 アズポケット株式会社
特徴 VPNには珍しく日本企業が運営し
日本人の痒い所に手が届くサービスが魅力
料金※税込み 月額396円~
無料体験 or 返金保証 30日間返金保証
同時接続台数 10台
信頼性 日本企業◎
サーバー設置数 1300台以上
サーバー設置国数 45ヵ国, 72箇所以上
ノーログポリシー
キルスイッチ
拠点 日本
対応機種 Windows/macOS/Android/iOS
支払い方法 クレジットカード/銀行振込/PayPal
購入先 公式サイトはこちら

MillenVPNは日本企業が運営するVPNサービスで、mixhostという大手レンタルサーバーを運営しているアズポケット株式会社が運営しているので信頼性抜群です。

ノーログポリシーがあるのでプライバシー保護的にも安全です。

MillenVPNは日本人の痒いところに手が届くサービスになっており、日本人が使うようなサービスにはほぼ繋がります。中国国内からの接続速度はUCSSには負けますが、世界各国の接続速度はかなり速い方です。

中国だけでなく色々な国から繋ぎたい場合には特におすすめです。

また以下のように長期利用では料金も格安なので、安く済ませたい人にもおすすめです。どのプランでも30日間の返金保証がありますし、通信容量に制限はないので沢山使う人にもおすすめです。

1か月料金(税込)
1か月プラン 1496円
1年プラン 594円
2年プラン 396円

中国ではVPNの規制をかなり強めているので、その対策を練られたタイミングでは一般的なVPNは繋がらなくなります。

MillenVPNも2022年10月2日の規制強化の影響を受け、繋がりにくくなりました。ですが一瞬で解決し、2022年10月4日には「Millen VPN Native OpenConnect」(無料オプション)の設定をすることで、中国からでも見れるようにしています。

このように改善スピードが速いのもおすすめできる理由です。中国に力を入れていないようなVPNだと規制の影響を受けても放置ですからね。

改善スピードの速さはピカイチなので日本人の感覚にもあっていると思います。

デメリットとしては以下のようなものがあります。

問い合わせがメールのみでチャットがない

中国からの通信速度はUCSSには負ける

MillenVPNは日本人にとってはオールマイティのようなVPNなのでデメリットはほぼありません。

\中国でおすすめできるVPN/

MillenVPNの公式サイトはこちら
>>MillenVPNの口コミをもっと見る

かべネコVPN

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かべネコVPN
販売会社名 株式会社エフネット
特徴 無料で最大3週間で利用できるサービスや
自動繰越機能も魅力。
中国で利用可能なVPNとしても人気。
料金※税込み 月額880円~
返金保証 返金保証無し
最大3週間0円で利用できる無料期間有り
同時接続台数 4台
信頼性 日本企業
サーバー設置数 78台
(中国で利用可能なサーバーは74台)
サーバー設置国数 5カ国
ノーログポリシー ×
「通信ログの開示を行ないません」の表記有り
キルスイッチ なし
拠点 日本
対応機種 Windows/macOS/
Android/iOS
支払い方法 クレジットカード/PAYPAL/
銀行振込(日本の銀行口座のみ)
購入先 公式サイト

かべネコVPNも日本企業が運営するVPNで中国から利用できるVPNとして人気があります。

一番の特徴はポイント制で、使わない日は繰越できるという点です。ただし1.5倍の契約期間までという期限はあります。

つまり6カ月プランで契約した場合、毎日使い続ければ6カ月目で終了ですが、最後の10ポイントだけでも残しておくと、それは9か月目まで利用可能です。

また以下のように利用料金も安めで、プランも細かく分かれているので全体的な費用を抑えやすくなっています。

ただ最近繋がりにくいという声もあるので、無料期間を利用してあなたの環境でも繋がるかどうか確認が必要です。

かべネコVPNの公式サイトはこちら
>>かべネコVPNの口コミをもっと見る

セカイVPN

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販売会社名 株式会社インターリンク
特徴 日本企業が運営
中国から繋がる
料金※税込み 月額1100円
無料期間or返金保証 2カ月無料
同時接続台数 3台(6台)
信頼性 運営歴30年以上の日本企業が運営
サーバー設置数 数十台
サーバー設置国数 10ヵ国
ノーログポリシー なし(第3者へは開示しない)
キルスイッチ なし
拠点 日本
対応機種 Windows/macOS/Android/iOS
支払い方法 クレジットカード/NTT支払い/口座振替
購入先 公式サイトはこちら

セカイVPNも日本企業が運営するVPNサービスです。

2カ月間の無料期間があり、月額1100円固定というサービスなので、短期で利用する人はかなり安く抑えられます。

ただ以下のように接続できなくなったという声も聞かれます。

現在はスマホでは「Cisco Secure Client」というアプリを利用して接続可能ですし、PCではセカイVPNを契約すると標準でついてくるセカイブラウザでアクセスできます。

ただこのようにセカイVPN側で対策を練ってくれるというよりは、繋がらなくなった場合にはこちらで対策をする必要があるなど初心者には難しいかもしれません。

また動画サービスに関しては対応しているものがそれほど多くありません。

セカイVPNの公式サイトはこちら
>>セカイVPNの口コミをもっと見る

ExpressVPN

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販売会社名 Express VPN International Ltd.
特徴 VPN大手でサーバー数が多く接続スピードが速い
料金※税込み 月額9.15ドル~
返金保証 30日間返金保証
同時接続台数 5台
信頼性 運営歴13年以上
日本語対応
サーバー設置数 3000台以上
サーバー設置国数 94ヵ国
ノーログポリシー
キルスイッチ
拠点 英領バージン諸島
対応機種 Windows/macOS/Android/iOS/Linux/Chromebook/ルーター/Kindle Fire
支払い方法 クレジットカード/暗号通貨/PayPal/Apple Pay/Qiwi Wallet/Yandex Money/WebMoney/プリペイドカードなど
購入先 公式サイトはこちら

NordVPNと競って有料VPN業界のトップ2に君臨するVPNです。

よく中国からの接続に適していて、接続速度も速いと言われます。ですが最近は繋がらないという口コミを見かけるようになってきました。

環境によるので、30日間の返金保証期間を利用して、あなたの環境でも繋がるか確認が必要です。

また価格が高めであったり、繋がる動画サービスが少なめであったりというデメリットもあります。

テーブルはスクロールできます→

ExpressVPN 月額(税込)
1カ月プラン 14.25ドル/月
(1852円/月)
6カ月プラン 10.99ドル/月
(1429円/月)
1年プラン 9.15ドル/月
(1190円/月)

(1ドル130円で計算)

中国からの利用に特化しているのであれば、この価格ならUCSSの方を選択したい気がします。

ただ中国からの利用以外でも利用したい場合には選択肢に入りますね。

ExpressVPNの公式サイトはこちら
>>ExpressVPNの口コミをもっと見る

中国VPNのよくある質問

中国で繋がりにくいVPNは?

基本ほとんどのVPNは繋がりません。NordVPNやSurfsharkVPNなど中国から繋がりやすいと言われていたVPNも2023年最新では、繋がらないという口コミが結構増えてきています。

ほぼ確実に繋がってほしい場合はUCSSMillenVPNあたりを選んでおくのが無難だと思います。

VPNを使ってやらない方が良いことは?

最初にも少し触れましたが、中国政府が規制している理由である以下のようなことはやらないでください。

  • 海外情報をSNSで拡散する
  • 中国政府の批判
  • 集会の計画など

中国からYoutubeやTwitter、インスタは見れる?

中国から通常であれば見れませんが、VPNを利用するとできるようになります。

VPNでやっておいた方がいい事は?

中国国内に入るとVPNの契約はかなり難しくなります。

Google PlayやAppstoreも使えなくなるので、VPNは日本で契約して、PCやスマホにセッティングしてから中国に入国するようにしてください。

また中国ではVPNサービスが急に使えなくなる可能性があるので、2つのVPNサービスを契約している人が多いです。

急に使えなくなってしまった場合の孤独感はすごくて2-3日でもかなりきついので、2社の契約も考えてみてください。

VPNを契約せず中国に入ってしまった場合に中国国内から契約できる?

UCSSはホームページからPCアプリとAndroidアプリをダウンロードできるようにしています。

ですのでUCSSで契約してHPからPCアプリとAndroidアプリをダウンロードしましょう。

iPhoneはAppstoreからしかアプリをDLできないので、アプリをDLせずに中国国内に入ってしまった場合は利用できません。

UCSSのホームページにもアクセスできない場合は、大都市の以下のような高級ホテルならVPNサービスで繋がったWiFiを提供している場合もありますので、そういうところを利用して契約してください。(必ず提供しているわけではないので、確認してください)

  • ヒルトン
  • マリオット
  • ウィンダム
  • インターコンチネンタル

まよったらUCSSかMillenVPN

中国からの利用であれば正直UCSSかMillenVPNを契約しておけばOKです。

・接続速度が速いのがいいなら⇒UCSS

・通信容量の上限がなく安く利用したいなら⇒MillenVPN

・繋がらない期間があるのが嫌なら⇒両方契約

これで間違いありません。